ハイ、初日午前中から観て参りました
例によって総評から言いますと
子供・親子向け…というより内容重視の
「割と大人向けのポケモン映画」って感じでしたね
物語重視のポケモン映画と言うと
前作「みんなの物語」に近しいものがあるけど、
本当にサトシは添えるだけ…のココ主体の作品で。
人間とポケモンとの中間である本作の主人公アル…いやココが特殊な生い立ちな為、子供達には感情輸入しにくいけど、ザルード(父親)視点から観る大人達にはグッとくるシーンはあったかなと。…まぁ、
ーーーーーーー▼よかった点ーーーーーーー
まずココの成長過程をOPですっ飛ばしたのは良いと思いました。ただでさえ立ち位置が特殊で共感しにくいキャラの半生を(無駄に)描くと、ダラダラ長くなりますからね…
面白い演出?だなぁと思ったのは
ココがポケモンに育てられ言葉が話せない為か、
一切サトシとココが(ちゃんとした)会話をしていないんですよこの映画🤭
一回見ただけなので確信はありませんが、
ココが「言葉を使って喋っている」シーンはココ視点になった際の、ザルードとの会話シーンのみ。
サトシは2人の様子や仕草、ピカチュウを通して断片的に会話を汲み取ってるだけの様に見えました
いつもならお得意の「テレパシー」で幻ポケモンと言葉を通わすのが、ポケモン映画のお約束なのにね!
因みにザルード⇔サトシも会話していませんね🤔
これにどんな意図があったのか分かりませんが、
(自分が脚本の立場なら、ザルードが人間の本を盗んで、いつか「人かポケモンか」決断するココに言葉を覚えさせるか悩む描写を挟んでいたかなぁ…)
ご都合主義展開を打破するのは良かったかなと。
ーーーーーー▼気になった点――――――
いや、ご都合展開がない訳ではないんだけどネ…
筆頭は終盤ココの「ジャングルヒール」は必要あったのだろうか?何故使えるのか理屈が理解出来なかったし、極端な話あの場面でザルードが亡くなっても話はちゃんと進む様に感じました。
…で、みん物でも指摘した「伝説(幻)詐欺」再び💢
脚本に取って付けたような申し訳程度のセレビィ…
何故か色違いにした辺りにも大人の事情見え隠れ😒
ED、踊ってるホシガリス&ウッウ可愛いんだけど、
始終同じ踊りの繰り返しで手抜き感がすごい事😰
せめてみん物の様に、1枚絵で良いからザルード・ココ達のその後描いて欲しかったな…
ーーーーーー▼総評――――――
ちゃんとした伏線(今作で言えば花火やゼッド博士の部屋)がある分、DP・BW劇場版の様な平凡な作品と比べると面白い部類の作品だとは思います。少なくとも多くの方が後悔はしてないと感じる出来のハズ。
…けど、結局足りない「ワクワク感」「お祭り感」🤔
これはもう年齢的に仕方ないのかも知れませんが、
予告編だけで展開を予測出来ちゃうのが辛い。
盛り上がりポイントが少なくて共感し合えない。
今作のメインでは無いけどサトシ(や手持ちポケモン・仲間)にはちゃんと見せ場を作って欲しいし、
今作のボスキャラが手動の強ロボットってのも、それポケモン映画の必要ある???って感じが。
この辺の個人的な「長編アニメの劇場版に求めてるもの」は口が酸っぱくなる程、過去の映画感想で語ってるので気になったら過去記事を漁ってください🙏
あ、そうそう。
来年も劇場で待ってるよ!」はありませんでした
これはご時世で仕方ないですけどね
個人的には無理に年1公開しなくていいと思います